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淫愛サイズ

淫愛サイズ (富士美コミックス)淫愛サイズ (富士美コミックス)
(2012/07/25)
家内制自転車操業。

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 大体皆さん購入されたと思うので感想など。

 表紙、かつてここまで直球な商業コミックがあっただろうか。
 ひょっとしたら若くて「サイズフェチというものが有り、好きな人たちが自分以外にもたくさん世界中に居る」と知らない子が、この表紙を見て電撃を受けるかも知れない。手にとって値段を確かめ、落ち着きを無くし、挙動不審になってる自分を他の客に悟られまいと何でもない顔をして一旦店内を一周し、ひとけがなくなってから戻って、再び表と裏を返しては目を向くかも知れない。
 そしてこの本を他の本でサンドイッチにしてレジに向かい、素早いレジ捌きで表紙に気を取られず流れ作業で処理してくれるように願うかも知れない。私もサンドイッチにはした。

 冒頭から「はんどへるど2」というサイズフェチ漫画全開、飛ばしまくり。第二の雷撃を受けるだろう。一作目で設定などは語ったあとなのでメインディッシュに集中していて軽快。
 この屈託の無い、好きなものは好きと全力で描ききった己の性癖。若人なら解放されるような気分になると思う。

「DI」はやはりブーツ内描写、ストッキングの編み目、メーカーロゴなどディテールが光る。普段見えない部分、またあり得ない状況としてのブーツ内が丹念に描かれている。(この辺は書き下ろし「はんどへるど3」にも良さが出ている)
 続編はちょっと観念的になってて、分かりやすいエロさが後退しているかなと。

「小さな僕は大きなあの娘と」は多分この一冊の中で一番完成度が高いように思えた。(他が低いという意味では無い)
 膝蹴りから続く規格外サイズの肉体にズームした描写は、ただ巨大なだけで暴力なんだと言わしめる圧力を放つ。膝や拳では無く乳房やパンツへのズームでも、「女という性」が巨大になるととたんに圧倒的な存在感を示す。車内の弾まない会話の居心地悪さも素晴らしい。
 ヒロインの語り口もちょっと見ない。敬語責めというのはあるが敬語慇懃無礼ともいうべき独特の追い詰め感。全てを知り尽くしたようなリサーチ感からの接待責め。そして最後は力では無く心で繋ぎとめる。最後のコマのモノローグが全てを物語る。

「妹の足下で」は非常に臨場感のある漫画で、ひょっとしたらSMクラブ等の体験をそのまま再現したのかも知れないと思えるほど、二人の体勢や動作の流れがとても自然。作者の正確な肉体形状描写力が生きている。

 オマケペーパーなどで拙作MMのパロディ的な構図があったりしてちょっとニヤリとしました。
【百合亞】本文と関係なくて恐縮ですが今日書店でミニマム(ヤングマガジン)ってコミックを見かけました。西九条遥って娘が出てくるみたいなんですがまた一枚噛んでるんですか?

 噛んでないですー そこまで顔広くないです。
 多分作者さんがサイズフェチ界隈をリサーチして、アタイの名前をサンプリングしたのかなーとか。

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