SizeDB:MM9
ジャンル | 作 者 | タイトル | 出版・掲載 |
---|---|---|---|
Giantess | 山本弘 | MM9 | 東京創元社 |
山本弘さんはと学会の人というイメージが強いけど、それもSF好きが高じ様々な本をあさっていたがゆえの副産物に過ぎない。テーブルトークや、本作のようなSF小説も書く人です。
気象庁に設置された特異生物対策部。それは日本に上陸する怪獣を退治する部署だった。
(UFOに対し、石場防衛大臣が自衛隊は災害出動で対応することになるだろうと言っていたのは案外的外れではないのかもね)
SF小説だけあって、設定の説得力や世界観の完璧な構築具合が素晴らしい。
怪獣は自重で肉体が崩壊してしまうという野暮な科学的ツッコミに対しても、物語全体でバックアップされています。
巨大娘(Glowing,Gentle)にハァハァしながら、知的な冒険が出来る事請け合い。
理屈ばかりではなく、怪獣やB級映画への愛が溢れていて。
怪獣好き・B級映画好きにはもちろん、SFって読んだ事無いなぁって人にもお勧めできる面白い小説です。
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